研究費総額15億円の産官学連携「抗疲労プロジェクト」とは?
2003年に大阪市立大学など5大学、大阪市、大手食品メーカー、大手医薬品メーカー18社が連携した「抗疲労プロジェクト」がスタートしました。
このプロジェクトの目的は疲労の「みえる化」と「疲労が軽減する食成分」を見つけることでした。
このプロジェクトにより高血圧や高血糖と同じように疲労度を数値化することに成功しました。
それが、「疲労測定器」です。
持ち運びができるハンディタイプで左右に穴が開いており、その中にセンサーが内臓されています。
両手の人差し指を左右の穴に差し込み、椅子に座って2分半安静にしていると、現在の疲労度が測定できます。
現在は一部の医療機関でしか利用できませんが、将来的には体温計や血圧計のように一家に一台の普及を目指しているといいます。
近い将来、「疲労測定器での数値が『要注意』なので、本日は会社を休ませていただきます。」と言える社会がやって来るかもしれません。